わーくすてーしょんのあるくらし ( 381 )
大橋 克洋
katsuhiro.ohashi@gmail.com
わーくすてーしょんのあるくらし ( 381 )
大橋 克洋
katsuhiro.ohashi@gmail.com
これは人生を送るうえで大事なポイント。このような気持ちで生きる人は「ネガティブな状況にあっても、ポジティブに生きることができる」。私の尊敬する父がよく言っていたこと「状況が困難なほど、面白いやってやろうじゃないの」。どんな人生にも必ず浮き沈みがある。のんびりと人生の海を漂ってきたようにみえる私にも、考えうる限り四面を最悪の状況に囲まれ、孤立無援どこにも救いの見えない時期がありました。その時考えたこと「これだけ最悪のことが続いたなら、次に来るのは絶対に良いことに違いない」、それから暫くして良いことがやってきて状況は改善されていきました。Pinterest に「楽しむ人は何でも楽しむ、苦しむ人は何でも苦しむ」という標語がありました。それは言えるかも
私が大事にしていること、それは「楽しくなければ仕事じゃない」。建築やデザイン方面に進みたかったのに開業医の長男ということで父のあとを継いだものの、自分の意志に反した方向、しばらくはモヤモヤする気持ち。その頃出会ったのが世の中に初めて登場したパーソナルコンピュータ、付属の薄っぺらなマニュアル頼りに独学で BASIC 言語によるソフトウエア作りを始め、その楽しさにずっぽりハマりました「よし、仕事場にこれを持ち込んで仕事を楽しくしてしまえ」。最初作ったのは最終月経から分娩予定日を計算する妊娠暦のソフトなどでしたが、やがてその頃まだ世になかった電子カルテの開発へとつながり、仕事でも趣味でも広く大きな世界そして多くの人脈を築くことができました。Apple 社を創設し iPhone はじめ世の中になかった様々なものを創造した Steve Jobs と握手できたのも、その延長からでした。
ここで言う「面白がる」は、お笑い芸人など見てわっははすることではなく「興味深く楽しむ」ということ。私作の格言「面白がるはパワーになる」。
日本年金機構から「扶養親族等申告書の提出の確認のお願い」というメール。従来ハガキで届出していたのだが、電子的対応にOKしたため。早速メールの URL を叩いたのだが「まいなポータル」にリンクされていて、署名用電子証明書の暗証番号を入力したところエラーになる。「あれ?」確認すると、ここでは「まいなポータル」で使われる4桁数字でなくアルファベットの暗証番号だった。再度入力したところ、いきなり「暗証番号が違っており入力はロックされました」と表示。ロック解除には区役所まで行かなければならないとのこと。「ええー、銀行システムでも3回までは許されるのに、一発アウトかよ」。クレジットカードのロックでは、電話かけるだけでロック解除してくれるのに。
ネットで調べると近所の郵便局本局でも受け付けるよし。郵便局には区役所の端末が置いてあり、そこで対応できる仕組み。ところがロック解除に担当職員は四苦八苦、他の職員たちとも顔を突き合わせ、あーでもない、こーでもないと小一時間格闘。区役所にも電話問い合わせしていたが、挙句の果て「電子署名を一旦削除し新規登録しなければいけないようですが、こちらでは削除できず申し訳ありませんが品川区役所へお願いします」。
うーむ、マイナンバーカードそれ自体は良いと思っているのだが、それを構築するシステムがいかにも「タコ」。お役所システムとあって、これを作ったシステム屋さんベラボーな料金とっているに違いないが、そういうところって頭悪いシステムしか作れないんだよなあ、、まいなポータルにアクセスする度マイナンバーカードを要求される。これって本当にお馬鹿さん。銀行だってそんなことしてないぞ。スマホひとつで完結しなければ 今どき使いものにならん!!
で、翌日朝イチで区役所へでかけました。家内「区役所ならすぐ終わるわよね」私「いやいや、スンナリ行くとは思えないなあ。どうせ時間かかるに決まってる」。
区役所へ行き暗証番号誤入力で一発アウトの話をすると「3回までは良いはずなんですけどねえ」。どういう理由でそうなったか解らないけど、私のは特殊例? そして担当職員、案の定、引っかかっています。他の職員に応援を頼み3人がかりで、あーでもない、こーでもない。かなり時間を費やした結果「場合によっては今日は無理かも」と弱気の呟きに「やれやれ」と思っていましたが、「できましたー」の声。試行錯誤の結果、いつもやらない操作でうまく行ったよし。
「私もソフトウエアに関わる仕事をしてきましたが、マイナンバーカードのソフトって本当に出来が悪いんですよね。スンナリいかないのは覚悟して来ました」と言うと、担当職員「そう言って頂くと有り難いです。お待たせして本当に済みませんでした」と恐縮していました。終わって外にでると、私が来たとき空いていた待合室にはかなりの人が溜まっていました。やはり朝イチで来て正解だった。
というタコなマイナンバーカードの話ですが、私はマイナンバーカードの普及は大賛成。ダメダメのソフト屋さんですが、これでも3年もすれば使い物になってくることを期待しています。初期の頃はどうしようもないトウシロウの作ったようなシステムだった eTax も、3年ほどして使える代物になりましたから。
その数日後、マイナンバーカードの更新に行きました。前述の電子署名更新は、たまたまカード更新近くになって私がヘマをしたためで、カード更新とは関係ありません。現在のカードは来月の誕生日で期限が切れ更新が必要、更新には予約が必要でネット予約しました。カード更新も品川区役所まで行かねばならないかと思っていたのですが、Web で調べると近所の地域センターでも行えるとのこと。
カード更新は電子署名のときのようにトラブることなくスムースに行われました。この時に電子署名とカードの暗証番号を入力するので、必要なら今まで使っていた暗証番号と異なるものにすることができます。
今までのカードは取得して3年で更新でしたが、新しいカードの更新は10年後の92歳だから生きているかどうかわからん。カード更新をすることはもうないかも、ただし電子署名の更新は5年後に行う必要があるそうです。
そうそう、マイナ保険証ですが、私の通う慈恵医大ではマイナ保険証の読み取り機が1階会計にしかなくて不便だなあと思っていたのですが、今月受診してみると各フロアー受付に読み取り機が置いてありました。機械は安いものではないはず、一度に全フロアーそろえることはできなかったのでしょう。
確定申告、窓口での受付はまだですが eTax による電子受付はもう大丈夫のようです。このシステムも次第に使いやすくなり、昨年は資料のまとめを入れ2日ほどで提出できました。
今年も web ブラウザーで eTax 開いてみると「まいなポータル」との連携で医療記録などの入力が省略されるようです。やっていくと、マイナンバーカードによる認証を求められました。となると iPhone で認証するので、今年は確定申告作成自体もそのまま iPhone でやってみることにしました。多少試行錯誤はあったものの iPhone 画面に展開される入力欄に次々と入力していくことにより、何と今年は2時間もかからず終了してしまいました。
いつもは事前に医療費のレシートなど整理し表計算アプリに入力、あらかじめ医療費の合計を算出しておく必要がありました。これが結構煩雑だったのですが、今年はその作業無駄になりました。ただし、入力欄に次々とスムースに入力するには、事前に、医療保険・年金・生命保険控除証明・地震保険控除証明などの資料を整理し手元に用意しておく必要があります。そうでないと入力の度に必要書類を探し出さねばならず、大変煩雑な手間となる。
サクッと提出と思っていたら間違いに気づきました。「あれっ、修正申告どうやるんだろ」ネットで調べると、申請期日内なら再度提出すれば勝手に上書きしてくれるようです。さっそく修正し提出。おー、簡単に済んで良かった。eTax になる前ならやたら面倒だったはず。
このコラムにも書いてきましたが、eTax を初めて使ったのは 2020 年、あれから随分使いやすくなりました。まあ、こちらが慣れてきたこともあるけど、、
税務署からメール「ご提出された還付申告の処理状況についてご連絡します。詳細は e-Taxホームページからログインの上『マイページ』『還付・納税関係』よりご確認いただけます」。確定申告は「まいなポータル」から入るのが便利。マイナカードを手に「まいなポータル」にログイン。4桁暗証番号を入れ、次にマイナカードを iPhone の背中に接触させ認識させます。「認識しました」とのメッセージの後「電子証明書の検証に失敗しました。お住まいの市区町村窓口で電子証明書を更新してください」のパネルが出てストップ。
何度やり直しても同じ。まいなポータルに入れません。また遠方の区役所まで行くのは嫌だなあ、近所の郵便局本局でやってくれないかなあと担当部署に電話すると「もし IC チップの不具合なら区役所でないと新しいカードに交換できません」。やむなく速攻で区役所へ。
まだ午前10時過ぎでしたが、区役所のマイナカード部署はかなり混んでおり30分ほど、やっと順番が来てカードを調べてもらった結果「カードに問題ありませんが、電子署名が登録されていません」。「先週新しいカードに更新したばかり、その時4桁の暗証番号と7桁の暗証番号の両方とも入力し発行してもらったので登録されているはず」と言ったのですが、電子署名は登録されていないとのことで再登録してもらいました。やりとりの中で担当の女性が「ああ、あの時の方ですね」私もそう言えばあの電子署名再発行の担当者と思い出しました。
なぜ、こういうことになるのか。先週、地域センターでの新しいカード発行時の操作ミスで電子署名がちゃんと登録できていなかったのだろうか、うーむ。
2月は年内でもっとも寒い月、週ごとに上下ありますが、今朝の散歩は0度に近い気温で刺すような寒い北風。装備は裏起毛のチノパン、フリースの上にモンベルのライトシェルパーカ(これで2,3年前からダウンジャケットは不要になりました。フリース+薄手パーカーでばっちり)、マスク、耳当て付き帽子。手は袖の中に引っ込めるスタイルが手袋より温かい(手袋は余程ヘビーなものでなければ、やはり指先が寒いし手先を使う場合に塩梅悪い)。
本題の歩きの方、そう変化ありません。歩き始めから500メートルほどでその日の調子がわかります。調子がまずまずなら4キロほど、さらに大丈夫そうなら頑張って7キロ、調子悪そうならショートカットして1,2キロ。2キロ前後歩くとベンチで5分ほど休みますが、散歩後半になるとベンチ休みなしで行けるようになります。
このベンチ休み、80歳を過ぎると歩いているうち疲労物質の排除機能が落ちてくるためだろうと推測しています。それ以前はいくら歩いてもベンチで休むなんてことはなかったのに(74歳で中原街道50キロ制覇した時だけは後半そんなこともありました)。歩度を落としたり換気を良くして酸素を多く取り入れることにより、改善されないかと試行錯誤してみているのですが。
昨年のコラムを読み返し「支持脚で地面をしっかり支え、腰を落とす感じで反対脚を前に出す」よう意念すると、やはり歩行距離を延ばすことができるようです。
大学馬術部時代、乗馬の際は必ず帽子を被るよう馬術教官から躾けられました。頭を守る意味も多少あったでしょうが、恐らくきちんとした服装で精神を整える意味があったのではないかと思います。当時、中高生の頃は学生服に学帽が必須でしたが、すでに大学で学帽を被っているのは体育会系ぐらいのものでした。
馬術部の試合では殆どの大学が学帽でしたが、私が4年生キャプテンになった頃、大学近所の帽子屋で格好良い船員帽をみつけ我々チームはそれを着用するようになりました。夏のユニフォームは黒のTシャツにそろえ、部が強くなるとともにチームの格好もそれなりに。
帽子を被ったのはその時期だけで以後帽子には無縁だったのですが、80歳に近づくとともに頭髪が細くまばらになってきたためか冬季は頭がスースーするようになり、散歩には帽子を被るようになりました。最初は「帽子なんてジジ臭くて嫌だなあ」と思いつつ。
最近は散歩用に取っ替え引っ替え、種々の帽子を使っています。暖かい時期は野球帽スタイルのキャップ、寒くなると耳を覆うためニット帽。最初はコンビニでみつけた安価なニットでしたが、寒風の中ではスースーする。もっと良質のニットなども試しましたがやはり風が入ってくる。フリース裏のニットをみつけ、これは風もシャットアウト温かい。
昨年あたりから耳当ての付いた帽子も使っています。そうしたら最近の若い女の子にも耳当てのついた帽子が流行っているんですってね、飛行帽と称して。これって、もしかしたらジブリの影響あるかも、、