わーくすてーしょんのあるくらし ( 387 )
大橋 克洋
katsuhiro.ohashi@gmail.com
わーくすてーしょんのあるくらし ( 387 )
大橋 克洋
katsuhiro.ohashi@gmail.com
<2025.07 遊びは心を鍛えるツール | >
このコラムも書き始めて40年近く、私の半生になろうとしており、今では「継続は力なり」の思いで書き続けています。では、どのようにして書いているのか、ちょっと舞台裏を書いておきましょう。
・まず悩むのが毎月のタイトル
最初の頃、すぐ良いタイトルが思いつかないこともよくありました。そこで、思いついたタイトルをタイトル・リストとして蓄積しておき、その月に相応しいものをピックアップして使う。これは毎月連載漫画を描く漫画家が、思いついたアイデアをその都度アイデア帳に書き留めておくのと同じ。
・表紙・裏表紙の写真
その季節に相応しいものを載せているつもり。早朝散歩では、そのつもりで季節の花を撮ることも多い。写真のほとんどは iPhone によるもの。年々 iPhone カメラの精度向上が窺える。
・コンテンツ
月初めには書くことを何も思いつかないことも多いが、普段の生活で感じたことや、ネットニュースなど読んで心に響いたものなどを書くことにより、不思議とコンテンツが少しずつ書き足されていく。そんなわけで、こちらはアイデア帳のようなものは作っておらず、その月に思いついたものを都度 書いている。
・コンセプト
少しでも世直しに繋がればと書くことも多い。また、単に自分用の備忘録として残し、後年あの頃はこんなことがあったかと読み返し楽しむことも多い。
同じ話が何度も繰り返されるのは、歳のせいだけではなく、それで良いと思っている。自分が強く思っていることを繰り返し印象づける意味もある。
また、昔、日本産婦人科医会の会報誌担当をやっていた頃「いつも面白い回ばかりでなく面白くない回があって良い。そのようなメリハリも必要」ということを編集の先輩 厚木先生から教わった。
年々、地球温暖化の影響は強くなっているようで、今夏もさらなる猛暑が懸念されます、、と予測通り、今月初旬の東京では猛暑の1週間を経験(九州から北海道まで猛暑の続く日が続きました。何と沖縄の那覇より北海道の札幌の方が暑いという日も)。日本各地から41度超えの報道が繰り返されました。
もともと私は寝室にクーラーをかけるのが嫌い、かけて寝たことはありませんでした。しかし15年ほど前、熱帯夜が次第に多くなり、娘が就寝中の熱中症を心配し寝室用に扇風機を置いてくれました。そして5年ほど前からでしょうか扇風機では凌げなくなり、遂にエアコンを弱くかけて寝るように。最初は3時間くらいで自動的に切れるように設定していたのが、2年ほど前からは室温を自動設定の弱めにして朝まで。そして今年から、扇風機をかける時期は2週間ほど、以後はエアコンのみ。扇風機は仕舞ってしまいました。
8月6日は早朝から気温28度、朝の散歩もショートカットして帰ってきましたが、歯磨き粉を買おうと入ったコンビニを出ると、いきなり眼鏡が真っ白に曇り何も見えなくなりました(寒い冬場、ラーメン屋に入った時のよう)、こんなこと初めて。気温もさることながら、いかに湿度が高かったかということ。外で働く人は本当に大変だなあ、、世界でも高い気温のアラブからの旅行客への街頭インタビューで「母国の方がもっと高い気温は珍しくないが、日本は湿度が高いので日本の方が辛い」「こんな日は、日中、外に出るべきではない」という意見でした。
先月から世界各地に舞台を移しながら開催されていたネーションズリーグが終わりました。バレーボールを熱く語ることが最近なくなっていたのは、熱が冷めたということは全くなく、年齢のせいで熱く語る根性が下がってきたということ
女子は石川真佑キャプテンのもと予選をフランスに3:0、韓国に3:0、ポーランドに3:1、タイに3:2、チェコに3:0、オランダに3:0、セルビアに3:0、カナダに3:0、ドミニカに3:0とパーフェクトに近く非常に頼もしく勝ち進みましたが、イタリアに2:3、中国に1:3敗退、プラジルには0:3と完敗。その結果、9勝3敗の予選3位で決勝戦進出。決勝戦は負けたら終わりのトーナメント方式。準々決勝でトルコに3:2で勝利しましたが、準決勝でブラジルに2:3で敗退、3位決定戦に進むもポーランドに1:3で敗退、最終的に日本女子は世界4位とメダルに届きませんでした。
予選ではポーランドを3:1で破っていたのに、相手も対策を立ててきたようで3位決定戦では勝ち抜くことができませんでした。敗因は、日本の和田・石川・佐藤の強力なスパイクが身長差の大きなポーランドによりブロックされたのが目立ったことではないかと感じました。予選では、そのようなブロックに対し、指に当てて出す・ソフトな球を当て乱す・リバウンドをとるなどの技でうまくイナしていたのですが、決勝ではその余裕がなくなったのか、ムキになって強いスパイクで弾き返されることが多かった。
相手からの激しい攻撃を受けても、日本のしぶとく粘り強い繋ぎはアウエイの会場をも沸かせ「世界で最も苛立たしいチーム」と独特の賛辞を受けたそうです。
以前「日本にも、打てば必ず撃ち抜く速射砲が欲しい」と度々述べてきました。しかし現在の日本には、和田・石川・佐藤という強力なスパイカーの他にも、島村春世の絶妙な技(私のオシ山田二千華の出番が少なかったのは残念)、秋本美空(大友愛の娘さん)の18歳ながら巧妙で賢い返し技には将来が楽しみ。そして、世界に絶賛される日本のしぶといリベロ達。佐藤や秋本のしなやかな動きには、木村沙織のように故障少なく長い選手生命を期待したいと思います。
ベストスコアラー2位石川真佑、ベストアタッカー1位石川・5位和田由紀子、ベストサーバー3位宮部藍梨・5位石川、ベストセッター1位関菜々巳、ベストディガー3位石川・5位和田、ベストレシーバ1位佐藤綾乃・2位石川、と日本選手が世界の上位に大勢挙げられていることが強い日本を如実に示しています。最終的に1位イタリア、2位ブラジル、3位ポーランドということで、今回、日本がイタリア、ブラジルに敗退したのは相手の実力が優っていたということ。ポーランドには勝ちたかったけどね、、
男子は石川祐希(石川真佑の兄)キャプテンのもと、ドイツに3:1、アルゼンチンに3:2、米国に3:0、フランスに3:2、スロベニアに3:0、中国に3:0、セルビアに3:0、オランダに3:0と勝利しましたが、ブラジルに0:3、ブルガリアに0:3、ウクライナに2:3、ポーランドに1:3と敗退。予選ラウンド4位で決勝戦に進出しましたが、準々決勝でポーランドに0:3で敗退。
石川祐希・高橋藍・宮浦健人ら強力なアウトサイドヒッターに加え冨田将馬・甲斐優斗も強力。小野寺太志・村山豪・エバデダンラリーらミドルブロッカー、小川智大・山本智大らリベロの活躍が光りました。日本の男女ともリベロが見せる忍者のような技は世界でも光り輝くもの。今回、非常に頼もしく大活躍した宮浦健人でしたが、彼に並び立つ西田有志の欠場は残念でした。彼もこの試合を見てウズウズしているでしょうから、次回この強力なメンバーとともに大活躍する姿をぜひ見たいものです。
最終順位として、日本男子は6位。その上は1位からポーランド、イタリア、ブラジル、スロベニア、フランス。予選では日本が勝利したスロベニア、フランスが上位というのは悔しいですね。宮浦がベストスコアーランキング5位に入りました。
以前の男子バレーを観ていると、強力なスパイクを受け弾かれることが殆どで「日本も強力なスパイクを天井へ向け跳ね返す技を」と考えたものですが、最近は日本もうまく上へ返せるようになってきました。が、、強いチームでは強力なスパイクを受けても、殆どを何とか繋げてしまっています。優勝したポーランドなどでは、日本から宮浦、石川、高橋藍らの強力なスパイクを何処に放っても、殆どの場合そこに誰かが居て受けられてしまうことが多かった。日本もさらにもう一歩。
長年のあいだ「女子バレーは強いけど男子はもうひとつ」という状況から「男子の方が面白くなってきたかも」という状況に変わってきていましたが、今回は女子の方が「頼り甲斐ある姿」になっていましたね。今回は、石川兄妹が男女それぞれのキャプテンを務めたこと、男女とも最後はポーランドに敗れトドメを刺されたことなどの共通点がありました。前には男女とも銀メダルを獲り、今回はそれよりもっと良い色のメダルをと意気込んでいたのに残念。
毎晩、眠る前に TikTok を10分ほど見るのが習慣となっています。中国武術や日本古武道の技、生活ネタなど、面白く役に立つものも多いのですが、大喜びがヌカ喜びになるようなガセネタも多いのに今更ながら気がつきました。
「トヨタが水で走る車を開発、イーロン・マスクは EV 戦略がひっくり返されると大激怒」というもの。水を水素と酸素に分解し、水素を燃料として走る。燃料は水を補給するだけ、排出物は酸素のみ。水しか積んでおらず、水素はリアルタイムで生成・燃焼されるので、事故っても爆発・炎上などの危険がない。「地球温暖化に有利と言われていた EV、実際には電池などの製造や大量の電気生成に火力発電などで少なからぬ炭酸ガスを放出している」ということがわかってきて、水で走るトヨタ車は世界を変えると私も大歓迎しました。ところが、どうもおかしいぞ?と、chatGPT に確かめてみると「トヨタでそのようなものの研究開発していることは事実のようですが、その実用化が現実になったという情報はどこを探してもなく、トヨタからもそのような言及はない。実用化で難題のひとつが、電気分解に必要な大量の電気の供給。YouTube などで、センセーショナルなフェイクニュースを流すことによりカウントを稼ぐ輩が増えているので注意」ということでした。ちなみに、トヨタは水素燃料車 MIRAI をすでに2万台以上販売しており、北米などでも走っています。
なーるほど、ヌカ喜びしたり、ガッカリする前に、ちゃんと裏を取らなきゃいけないんだなと、、そうすると、TikTok のニュースで内心大喜びしていた「海上自衛隊で遂に艦載レールガンが実用化された」とか、同じく「日本でレーザー兵器が実用化され、ドローンや北朝鮮のミサイル迎撃に有効」というニュースもフェイクだったか、、残念。
<2025.07 遊びは心を鍛えるツール | >
次のネタ考え中、、、
当月中は随時内容を更新しています
時々のぞいてみてください
最近は面子などにこだわらず
少しずつ進む老化現象も正直に記録することにしています
なあるほど人間はこうして老けてゆくんだと参考まで