わーくすてーしょんのあるくらし ( 393 )
大橋 克洋
katsuhiro.ohashi@gmail.com
わーくすてーしょんのあるくらし ( 393 )
大橋 克洋
katsuhiro.ohashi@gmail.com
(フィギュア個人)銀:坂本花織 金:アリサ・リュウ 銅:中井亜美
ストレスの必要性については、何年か前にも同じようなことを書いたことがありますが、、
今年の冬は寒さが厳しい。東京はずっと雨が降らず空気がかなり乾燥しているので、ますます寒さを感ずるのかも知れない。そんな中の早朝散歩、まだ空が真っ暗な6時前に家を出るような時、まず耐寒対策を考える。通常はフリースの上にメッシュ裏地の薄手パーカーを羽織るだけなのだが、北風の吹きすさぶ寒い朝、そのパーカーのかわりに薄手ダウンを羽織って散歩にでてみました。何年か前、このmont-bell 製ダウンの高評価を見て購入した時、スポーツシャツの上にこれを着て夜の呑み会に行ったのですが、その帰り「やはりこれではちょっと寒いな」と思ったものでした(これが mont-bell 製品と初めての出会いだったと思います)。しかし温かいフリースの上に羽織って早朝散歩に出てみると、北風はしっかり遮断してくれるし中はヌクヌクと暖かく保たれました。
これを数日続けるうち、何となく寒気を感ずるようになった「あれ?どうして?」と考えてみました。「そうか、身体を寒さから完全に防御してしまうと、身体が体温を上げようという努力をしなくなるんだ」、、ということで、翌日から元のように薄手パーカーに戻してみると寒気も感じず快調に歩けます。「なーるほど、ある程度ストレスを与え、体温を上げる努力をさせなきゃいけないんだ」と理解したのでした。
体温を高く保つことは、身体の活力・免疫力を向上させ、癌の発生率を低下させる効果もありますしね、、
「弾む歩き」を得て大分快調になり、1月は1日平均6.2キロ歩きました。一時かなり拒否感の強くなっていた登坂も、急坂でなければ全く気にすることなく通過できています。
タレント岡田准一による武術解説番組で、彼は「股関節」への強い思い入れを語っていました。中国や日本の武術家、スピードスケートの高木菜那、フィギュアスケートの高橋大輔など夫々の立場から卓越した技を披露。中国武術家が円周上に立てたレンガの上をレンガを倒すことなく周遊する技を披露、これに高木と高橋が挑戦。高橋は最後にレンガを倒してしまいましたが、高木は猫のようにしなやかに周遊達成。スピードスケートがいかに微妙なバランスで優劣を決めているかがわかりました。
どの達人も尊重していたのが、バランス。それも股関節に乗り体重を十分に大地へ伝えることでした。レンガ渡りの技も股関節を介した重心も、私が長年にわたり歩術の研究で到達し追求してきたもの。
岡田准一が「股関節は肋骨最下部から始まる」と盛んに強調していたことに興味を得て、早朝散歩で一番下の肋骨を意識し歩いてみました。これが予想せぬ効果。意識で念じるだけで実際に肋骨は動いていないと思うのですが、肋骨から歩くことを意識すると前に出す脚がとても軽くなる。まるで浮いているかのように。これは以前注目していたモデル・ウオークの動きにもちょっと通ずるようにも思います。
しばらく「肋骨から歩く・弾んで歩く」を追求してみることにします。かなり歩きが楽になりそうな感触
スノボ・パラレル大回転
今回のミラノ・コルティナ冬季五輪、日本は過去最高のメダル数を獲得。私がここ数回の冬季五輪でフォローしてきたスノーボード・パラレル大回転の竹内智香選手、日本女子最高の7回という出場回数になっていますが、今回を最後にリタイアのよし。このコラムにも書いたようにソチ五輪では決勝進出し優勝目前に惜しくも転倒、銀メダル。1956年の猪谷千春以来58年ぶりのアルペンでのメダル獲得でした。今回は残念ながら決勝進出なりませんでしたが、本当にお疲れ様でした。何年も、とても楽しませて頂きました。「お腹いっぱい楽しませてもらい悔いはありません」が彼女のリタイアの言葉でした。
さて女子フィギュア個人戦、期待の坂本花織・千葉百音・中井亜美、ショートで最高の演技を見せました。三浦璃来・木原龍一のショートでのまさかの失速やイリア・マリニンのフリーでのまさかまさかの轟沈を眼の前にして五輪の魔物の恐怖にとりつかれた坂本花織、フリーの演技は最初から表情硬く「こりゃ、マズイな」と思いましたが、さすがは坂本花織、手堅く演技をまとめ銀メダル。初出場、高校生の中井亜美、ショートでは笑顔で弾むような楽しい演技で最高点を叩き出しました。フリーでも笑顔が見られ、観戦するこちらも一安心。千葉百音のフリーも中井同様、笑顔で演技をしめくくりました。いかにも日本的な身のこなし、とても素敵でした。ほぼ完璧に技を決めたのに4位で表彰台を逃し涙に暮れる千葉の姿は可哀想でしたが、まだ次の五輪がある。次回はきっといい色のメダルを獲得するに違いない。前回かなり下位でも、今回は金を獲った選手が何人もいます。
対する米国のアリサ・リューの演技、これが素晴しすぎた。ショートで中井が魅せたノリノリの動きをさらに上回るこの上ない安定した演技、坂本・中井・千葉の演技がいくら良くても、今回のアリサのド迫力ノリノリの演技には敵わなかった。演技を物凄く盛り上げる選曲も良かった。ということで最終結果は、金:アリサ・リュー、銀:坂本花織、銅:中井亜美、そして4位:千葉百音が続くという、日本が2・3・4位を占めました。これで坂本も頼もしい後輩たちを残し、安心してリタイアできるというもの。
男子の鍵山優真の団体戦でのノリノリの演技が、個人戦の特にフリーでは硬くなってしまったのか、細かいミスあり銀メダル。今回は絶対王者のイリア・アニリンがまさかの沈没だったので、優勝の好機だったのに残念。一番残念だったのは本人でしょうけど
他の競技でもそうですが、競技に入る選手の表情を見るだけで結果が想像できることは多い。団体戦での鍵山や中井・千葉などが笑顔で本当に楽しそうにノリノリで行った演技は高得点を引き寄せた。アリサ・リューの終始笑顔でノリノリの演技、まさにこれがパーフェクトな流れから金メダルを引き寄せたのだと思います。とても大切なこと、演技は笑顔で楽しく、、
今回は、フィギュアもそうですが、スノーボードの各種競技が稼いだメダルも多かった。女子選手の活躍の幅は一層広がりましたね。ハーフパイプ競技、1ヶ月前に骨盤骨折を含む複数箇所の骨折をしながら果敢に競技に臨んだ平野歩夢の心意気もすごかったですが、高校世代の若い女性選手たちの活躍にも感動
ハーフパイプの地獄のような深い谷に向け全速力で勇敢に突っ込んでいき、高く舞い上がって高度な技を見せる、それを何度も続けて。失敗してコンクリートのように硬い氷壁に叩きつけられれば、平野歩夢のように重大な損傷も覚悟しなければならない。私の世代で目に浮かぶのは、高々度から敵爆撃機めがけ真っ逆さまに突っ込んでいく戦闘機のよう。あの時代、男女の区別は大きく女性がこんなこと出来るとは誰も思っていなかっただろうが、筋力などに強弱はあるとしても男女に差はないんだよね、ということを思い知らされる。フィギュアのリクリュウ・ペアでもショートまさかの失点で泣き濡れた木原龍一を奮い立たせ姉御肌をみせたのは小柄な三浦璃来。これが大逆転で優勝、日本のペア初の金メダルへとつながる。
ミラノ・コルティナ冬季五輪の色々な場面について、もっと書きたいとは思うものの、以前のように熱烈な湧き上がるものに持続性がなくなってきた。これが歳をとった、つまり経年劣化ってやつかねえ
2月初旬の早朝気温2度前後つづくなか 梅の花が開花