東京都医師会理事の仕事はかなりハードなので、体力づくりが重 要と考えました。40才前半までは学生時代のスーツが着られるのが 自慢だったのですが、次第に贅肉がつくようになり最近はそれがま すます顕著です。少し減量することにしました。
2年前から1日1回13階まで階段を上がるようにしてきました。1年 目はかなり息が切れ回復に5分ほどかかりましたが、最近はやや息が 上がるかなというところまでになりました。歩いていてつま先がひ っかかるようになり「これはいかん」と始めたのですが、減量には あまり結びつかないようです。
まず食事を減らすことですが、極端な節食はしていません。体重 増加に結びつきそうな食品を避け、和食を主体にする程度です。む しろ同時に始めた筋トレの方に効果があったようです。 筋トレと言ってもたいしたことはしていません。就寝前と起床後 に、腹筋運動と腕立て伏せそれぞれ40回前後、背筋運動20回です。 体脂肪を筋肉に変えて減量しようという訳ですが、大きな筋肉を鍛 えた方が効率がよいのと、なるべく長続きしやすいものということ で、このような運動を選びました。
この程度の筋トレで、２ヶ月のうちに３kg ほど減量に成功しまし た。もっとも日曜など1日家で動かないと体重が1kg 近く増えること があるのをみると、歩くことも必要のようです。歩くといっても都医 への通勤だけですから、純粋な歩行時間は往復30分位でしょうか。 お茶の水にある東京都医師会へ行くには、地下鉄神保町からエス カレータを使わず階段を上がり、医師会館までダラダラ坂を登って いきます。毎日13階まで上がっているのでこれ位何ともないはずな のですが、坂の終わり頃には結構息がきれてきます。PowerBookG4 12インチ入りアタッシュケースを持っていることと、踊り場の有無 など運動のタイミングによる違いでしょうか。お茶の水通いを続け るうちに、これも制覇したいものです。
過度の節食は体力を落としますので食品のバランスに気をつけ、 ちょっと体力が落ちたかなと思う時は肉でも何でもどんどん食べる ようにしています。「ちょっと空腹だな」という感じを「心地よい 」と思うようにするのがコツでしょうか。 嬉しいのは、ここ数年きつくてはけなかったズボンが見る見るは けるようになったことです。ベルトも一穴増やさないとゆるくなり ました。しかし、お腹の脂肪をつまんでみると、まだまだです。学 生時代のスーツは全然きつきつです。若い頃なかった背中やお尻の 脂肪がまだ減量の余地を残しているようです。 しかし減量も程度を過ぎると体力低下や貧相になってしまうこと にもなるので、そのあたりのバランスを見ながら少しずつやってい こうと思っています。
そうそう、３番目のコツは、毎日入浴の際体重を量ることですね。 これは状況把握に役立つと同時に励みになります。体重増加に悩 む方はお試しあれ。以上が「余り苦労せず減量する方法」です。
今月 USA で開催された Apple の開発者会議 WWDC で、64 bit の CPU を積んだ PowerMac G5 が発表されました。後から考えるとそ れを予兆させるような記事もあったのですが、私としては突然の驚 きでした。
筐体も従来のハンドルのついた、いわゆる「ポリタンク」スタイ ルの名残を残しながら、最近の PowerBook のデザインの流れに合わ せたアルミの筐体です。このデザインについては、PowerBook の銀 色の筐体を見慣れた現在となっては特別感激するところまで行きま せんが、悪くはありませんね。 こいつの dual CPU の体感速度を、ぜひ身近に味わってみたいも のです。グラフィック系のプロの方々へは大きな恩恵となるのでし ょう。
同時に MacOS X の次世代も発表されました。開発コード名パンサ ーです（そろそろ豹系の名前も尽きてくるのではないかと心配です 。次はどんな開発コードになるんでしょうか。ワイルドキャットと かヘルキャットとか？ それじゃあ、第２次大戦のグラマン戦闘機 になってしまう）。
パンサーには100くらいの新機能が搭載されているようです。なか なか便利そうなものがあって早く使ってみたいものですが、発売は 今年末頃になるのでしょうか。以下に、私が使ってみたいものを挙 げてみました。
Finder のレイアウトが少し変わり、iTunes や Safari などのよ うに左端にファイルやフォルダーを置けるようになったようです。 MacOS Xになってから、ずっと欲しかった NeXT 時代のファイルの 一時置場であるシェルフが遂に実現されたかと喜んだのですが、WW DC へ行ってきた人の話しを聞くと今まで Finder の上部に置けたも のが単に左端へ移っただけのようで、ガッカリ（これからも「シェ ルフが欲しいぞー」と叫び続けなければならないようです）。
現状では沢山のアプリを開くと、デスクトップ上に沢山のウイン ドーが重なり合ってしまい、裏側のウインドーを掘り出すのが非常 に面倒です。
そのために Dock などの仕組みもありますが、これを使ってもま だ直感的に一瞬では開けません。これに対するひとつの解 Expose' はユニークです。ワンタッチで全部のウインドーをタイリング表示 し、その一つを選択すればそれが手前に出てくるという仕組み。 これはなかなか良さそうですね。私もこのような独創的な発想を したいものです。
パンサーでは FAX 送受信機能も標準装備され、AX送信は 印刷パネルからFAXを選択するだけでよいようです。 NeXT ではネットワーク上のどこかに FAX 送受信できるマシーン があれば、ネットワーク接続されたどのマシーンからでも FAX を送 ったり読んだりできました。これはとても便利だったので、是非実 現して欲しいと願ってきましが。パンサーでもここまでやってくれ るのでしょうか。 ネットワーク対応でないとすると10年以上前の NeXT にも劣ること になります。
新しい周辺機器として iSight が発表されました。従来からある 、いわゆる Web camera のようなものですが、新たに機能追加され た iChat と組み合わせると、TV 電話のように使えるものです。現 状では1対1でしか使えないのがまことに残念です。これで会議がで きるともっと普及するのに！！
NTT-BB の画像サービスを使った電子会議を行うためだけに、Win dows マシーンを買うはめになった私としては、ぜひ遠からぬうちに iSight + iChat で NTT-BB のような画像会議ができるようにして 欲しいと願うものです。最近ビジネス指向の Apple としては是非実 現すべきものでしょう。 Windows ユーザともシームレスに画像会議ができる快適な環境の 早く来らんことを、、、
パンサーの話ではありませんが、ウインドー上部のタイトルをダ ブルクリックすると、ウインドー本体が消えタイトルバーだけにな る WindowShadeX というソフトウエアを便利に使っています。 最近、これに新しい機能がつきました。タイトルバーだけになる 従来からの機能に加えて、デスクトップ上の小さなアイコンになっ てしまう機能です。もちろん MacOS X 標準の Dock へ吸収される機 能も使えます。
このデスクトップ上の小アイコンになる機能は、アプリケーション 自体をデスクトップに置く場合などに便利です。 後者は例えば「診療の合間にこうして原稿を書いていて、患者さ んが見えたら原稿をタイトルバー化し、電子カルテで診療する」な どという使い方に便利です。
MacOS classic の頃、フリーウエアとして普及したこのツールが 正式に MacOS の機能として取り入れられ、初代の MacOS X Server にも標準装備されていたのですが、MacOS X になってからはずされ てしまったのはどういう理由なんでしょうね。